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9月議会の報告

よりよい大磯町にするために、皆さんの意志表示が不可欠です

大磯町の町長選が目前に迫ってきました。言うまでもなく町長の判断と指導力がこれからの町政に大きく影響します。生活に直結する町政を真剣に考えねばなりません。町の現在・将来に期待を託せる町長は誰か。町民一人ひとりが責任を持って意思表示することがとても大事です。
そこで議員活動を通して私が感じた町政の現状を述べたいと思います。


1 三沢町政の現状と問題(直近の主な課題)
★ 駅バリアフリー化では、三沢町長は自分の行なった成果と言っていますが、むしろ遅れているのです。
国は平成12年から駅バリアフリー化の推進を指示していました。町でも片野町長時代の平成14年4月に平成15年度実施をJRにお願いに行っています。周辺駅の真鶴・鴨宮・二宮・平塚はとっくに完成。三沢さんは平成14年11月に町長に就任して以来、具体的なつめの交渉をしてこなかったため大幅に遅れたのです。遅れた理由説明と反省をしてほしいのです。
この11月から始まった駅バリアフリー化工事も、当初の計画はJRに丸投げし、費用負担区分もあいまいなまま町2億円負担を決定した内容で、利用しにくい、景観上も問題ある内容でした。この計画に対して、私たちは3月、6月議会で町長に計画案の改善を求めてきた結果、ぎりぎりの時点で、費用負担667万円減額、エスカレーター上りだけだったのを下りも動かす、ホーム屋根の平塚側延長整備する改善ができました。私たちの粘り強い議会活動の成果です。
そして三沢町政の大きな問題が浮き彫りになりました。町の玄関であり税金2億円を負担する大きな計画を、町民と議会に事前協議もなく決定し、しかも改善努力も行わず当初計画を押し通そうとした姿勢は町長の基本姿勢にかかわる問題です。にもかかわらず、一部の議員と町民が私たち議員の「納得できる駅バリアフリー化」の活動を、バリアフリーに反対しているとゆがめて悪宣伝し、議会に「何で反対するのだ」と抗議の葉書とFAXを100通近く届けてきました。この様な行動は議会の町政チェック活動を否定し、三沢町政の問題点を温存する由々しき「応援団」活動と断ぜざるをえません。

★役場入り口空き地(約100坪)に葬祭ホールの計画が業者から町に提出がありましたが、町の対応は 「業者の出方をみている」状態です。
役場の玄関隣りの土地が2年間近く空地だったにもかかわらず、獲得の交渉が粘り強くなされてこなかった結果です。葬祭ホール計画を提出した業者は近隣住民に計画説明を行っています。この動きになんの対応もしていません。役場の入り口で、しかも観光のシンボル・鴫立庵の隣りという位置は景観を含めて大きな問題があります。その上交差点の中です。人と車の出入りが危険です。町にとっての重大問題であるはずなのに、三沢町政がなんら対応できないのは交渉力・決断力・対応力が欠落していると言わざるをえません。トップの決断・指導の誤りは取り返しのできない大きな問題を残します。

★旧別荘地や農地(宅地)の大きな土地が売却され、マンション計画や戸建の開発が急ピッチで進められていますが、場当たり的なまちづくりの指導になっています。
また滄浪閣など歴史的建造物の売却も加わり景観や町の全体が大きく変わってきています。大磯のよい風情を守るために業者と住民の間に町が入り、調和の取れたまちづくりを進めることが不可欠ですが、書類上の審査にとどまっています。戸建の開発では奥側に多くの家と拡幅された道路ができても入り口は狭い道路のままに・・。将来を見据えたまちづくり指導ができていないのです。三沢町長の施政方針の「従来枠にとらわれない大胆な発想で将来を確保する」は実現できていません。

2 直面する町の課題
いま町には予算の約2倍の163億円の借金があります。国・県の補助金削減が続き厳しい財政状況ですが、福祉・子育て・教育や将来の都市基盤整備を充実させていく課題が目白押しです。このように町の直面する課題は財政再建を進めるとともに、この重点事業を速やかに計画・実行することです。

★大磯町は二宮町と比較し財源的に「裕福」にもかかわらず、公民館など都市基盤整備が遅れています。この根本原因は役場の執行体制にあります。すなわちトップの先見性、構想力、企画力不足と計画を立て、実行し、結果を総括する組織管理の基本が確立いていないのです。その結果が町の「場当たり対応」「困難・揉め事から逃げる」「結果責任を取らない」などの無責任体質が温存されています。
このような町の組織体制を改革することなしに、町の全ての課題は解決できません。町長がこの町政改革を決断できるかが町将来の要になると思います。

★ 厳しい財政状況を改善しつつも、先を見越した重点事業への投資が必要です。
そのために全ての事業を根本から見直しすることが必要です。事業内容の点検に基づいた「廃止」「凍結」「計画の見直し」などを徹底し、他方緊急対応の必要事業には財源をまわし、やむをえない時は起債を発行するなど、メリハリの利いた財政運営と事業推進をすすめるべきです。しかし町の行革計画や財政健全化計画は課題と目標だけで数値目標や期限も曖昧です。また改革実行する手順・手段などが明確になっていません。
事業面では、町の予算は年間80億円弱であることを前提にして、これから完成まで400億円もかかる下水道計画や、毎年2000万円の固定資産税が入らなくなった「旧野村研修所」の有効活用や有休土地資産の処分など見直さねばならないことが沢山あります。新たな事業ではまちづくりの骨格・動脈となる幹線道路計画など都市基盤整備や大磯港を含めたみなとまちづくり、そして滄浪閣の保存・活用などについて費用対効果の観点からも十分な検討が必要です。

★いま直面する最大の課題は、滄浪閣を町が買取り、どのように保存・活用するかです。
明治の元勲伊藤博文の終の棲家であり、明治憲法草案づくりの場でもあった歴史的な建物が残っている滄浪閣が来年3月に売却されようとしています。「町文化祭」や「敬老会」など文化活動の「拠点」ともなっています。町がどう対処するか町民の最大の関心事です。三沢町政は文書で「売却をのばしてくれ、売却する場合は現状施設を利用する業者に売却してほしい」とお願いしているだけです。
私は、滄浪閣(約5000坪)は歴史的・文化的にも大磯のかけがえのない財産であると思います。
現に文化活動の拠点として活用していること、地理的に町の中央で広い敷地などの条件を踏まえると、町が買取保存するために検討すべきです。具体的には庁舎・支所、消防署・分署など移設、文化ホール新設など新たな町拠点としての活用策はいろいろと考えられます。財源的には庁舎跡地などの有休土地売却、統合による経費削減、基金活用、国・県の補助金交付金活用、起債、町民からの基金応募などをもとに、町と議会、そして町民が知恵と汗を流すときだと思います。

3 町トップとしての町長の役割
いま町をめぐる内外の状況は大きく変わろうとしています。歴史的文化的な住みよい風情を守り発展させていくためには、町課題に対して先見性のある大胆な発想と決断力と実行力が必要であります。
町民と議会(員)の意見をしっかり受け止め、何を課題とし実行していくか決断していくことが大切です。そして実行部隊の町組織を、活発な討議による意志一致と総括点検できる体制に改革することが不可欠です。これがトップの使命と役割であると思います。

★選挙はよりよい大磯町への第一歩です。来る町長選挙には候補者の言動・主張を見定め、町民一人ひとりが責任を持って投票することが大事です。
自分のために、住んでいる町のために前向きな意思表示をしょうではありませんか。

★これからの町政の注視が肝心です。
私は議会活動を通して町政改革のために努力していきます。これからも町の課題や改善すべき点について私の意見を公開していきます。
皆さんのご意見をお願いします。




9月議会の報告


9月議会は9月1日から27日でした。三沢町政4年間の総括議会となりました。議会論議の中心は、平成17年度決算と救助工作車購入などでした。そのほか平塚・大磯・二宮の一市二町のごみ処理広域化から二宮町が脱退した町長報告をめぐって議論が白熱しました。  (概要は議会だより(10月27日発行)を参照して下さい。)
最終日に、知事の「旧吉田邸を県公園として保存する」決定を受けて、議会として保存活用について調査検討するために、私は特別委員会設立の動議・提案を行いました。すでに2回開催し、3回目は11月30日に旧吉田邸屋敷内部を視察調査する予定です。いま私は、旧吉田邸保存活用特別委員会の委員長に選任され、町民が納得できる保存活用を目指して努力しています。


1 平成17年度予算の決算と介護保険事業決算に反対しました。
反対した理由はこうです。貴重な税金が有効に使われているか検討した結果、次の予算に反映させるために問題点を指摘し反対しました。

予算の決算については、特に別荘跡地や大きな土地が売却され開発されることから、町の景観や町並みが大きく変わろうとしている。 にもかかわらず「場あたり的な指導」に終始して、街の骨格になる道路計画や都市計画を策定する予算を組み執行していない。また前の100坪強の空き地獲得に努力せず「葬儀屋」に買い取られ葬祭ホールの計画が浮上している。メリハリのある予算執行になっていない。
介護保険予算決算では、今後高齢化が進む中で予防介護や居宅介護のための事業充実が緊急課題になっている。にもかかわらずそのために必要な予算が使われていない。
また救助工作車(7200万円)購入に反対しました。災害に備えてと言う理由で救助工作車の更新であるが、5年間で45回しか出動していない実績である。まれに起こる大きな事故には二宮町や平塚市と広域での対応を検討し、フル装備の高価な車でなく安い車にすべきである。予算を別な必要な事業に使うべきである。

2 町政のここが聞きたい・・一般質問では4点質問しました。(80分間)
(1) 活力ある町への緊急課題である行政改革と財政健全化が進んでいるかを問いました。

町の行政改革と財政健全化計画が、具体的に進んでいるか疑問である。単なる課題の列挙になっていないか。安易な経費節減の事業の見直し(幼稚園・保育園の一元化や民営化、指定管理者制度導入、町営住宅(地)統合、分署支所などの統合等)について、実現年次、数値目標、具体的手段、実行監督などが明確でない。活力ある町にするためには、町の増収計画や将来のまちづくりのために新規事業などを推し進めることが必要である。そのためにスピードある意志決定と実行、結果の相互チェック体制の確立が不可欠である。このような町の現状について町長の考えを問いました。
町長答弁は、行革や財政健全化計画は進めている

(2) 下水道計画の現状と今後の課題を問いました。

平成18年2月で町全体面積のうち、下水道整備率は34.4%で事業費は199億円であるが、平成30年の事業完成までには今後400億円がかかる。計画どうり進めると借金はどんどん膨らみ、町財政を圧迫し、まちづくりや町民のニーズに対する必要な事業に投資する財源がなくなるのではないか。広い視野から町の緊急課題に対する投資するためにも、下水道計画と工事進行を見直すべきではないかと問いました。
町長答弁は、確かに大変な事態である。見直しが必要かもしれない。

(3) 山王町松並木敷(旧東海道)の「占有」問題の整備は進んでいるかを問いました。

松並木敷の規模は、旧東海道の東西852.1mで、両側の4,030坪の広さがある。町最大の歴史的観光資源でもある。平成15年4月の高等裁判所判決に基づいて、みんなが納得できる基準・方針で整備は進んでいるか。これから公共財産である松並木敷きを、整備・管理するためには地域・町民の協議会が必要である。協議会を具体的に検討すべきではないか。
町長答弁は、高裁判決に基づいて粛々と整備を進めている。

(3) 防災計画における町と消防署・消防団、そして地域防災組織の関係を問いました。

消防団、地域防災組織の関係が明確になっていない。別々になっている。見直すべきではないか。
町長答弁は、消防団は地域に密着している。この点踏まえて見直すことも・・・。