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三好新町長への期待は何か、私たちの住んでいる町を良くするため
に、いま議員と町民は何をなすべきかをみんなで考える時では!
  
三好町政の実質的スタートである平成19年度予算議会(3月16日迄)が開催されました。これまでの前三沢町政の限界を改革し、直面する町の課題を三好町長がいかに解決し実現できるかを見定めること。
議員と町民が何をなすべきかを考えるときです。今こそ町長と議会がそして町民が大いに議論し、団結すべきときではないかと思います。
                                                                   
1. 三好町長のスタートに当たり私・山田の基本的立場

三好町長の選挙公約である「大磯を元気に」の町政構想の基本点について、12月議会と3月議会で町長の意図と決意を具体的にただした。公約は白紙に絵をかくようにはいかない。場当たり仕事でやり過ごす町の体質をそのままにしておいては公約の実現はできない。この現実を町長は認識しているかと問いました。
質疑応答で感じたことは、現状を改革し公約を実現していくための具体的な内容については「決意」「努力」「夢」という抽象的な答弁にとどまった。就任間もないのでやむを得ないが、これから三好町長が具体的に条件を整備し実行できるかを厳しく監視していくことが重要である。ときには町を良くするために、私たちが町長に対して改善提案をすることも必要だと思います。

2. 3月議会で議論になった主な焦点は何か
3月議会(3月16日まで)の議案は、平成19年度予算案など31件。その内容は議会だより139号(4月下旬発行)を参照してください。ここでは議会内で大きな議論になった2点に絞って、各議員の意見を町民の皆さんに知っていただきたい。そして大磯町の将来のための課題はなにかを考えてほしいと思います。 焦点となったのは(1)副町長問題と、(2)平成19年度予算案です。

(1) 副町長問題の議論はいかに
町長から『地方の自主性・自立性の拡大のため自治法が改正され、平成19年4月より町の助役・収入役を廃止し副町長を置くことになったので、町として副町長を1名おきたい』『公約では助役・収入役を廃止し補佐官を置くとしたが、補佐官の権限が副町長と同じであることがわかったので、今回の提案になった』『部長廃止の機構改革や公約実現のため副町長に決断力のある吉川氏を指名したい』と提案説明があった。

この提案に対しての主な反対意見は @「副町長と補佐官の関係があいまい」 A「予算編成も終わったので急ぐことはない」 B「補佐官2名の公約と違う。副町長の権限がわからない」 C「吉川氏は副町長としての行政能力はあるのか」など。

私の意見は @「吉川氏の能力や性格云々の個人問題ではない」 A「副町長は法で定められている。町長の町政執行上必要であるとの提案は認めるべきである」 B「町体制をしっかり固めて公約実現へ向かって努力することを期待し、その上で事業等の提案を議会は厳しくチェックすべきである」 C「町長提案を否決することは、議会の役割を逸脱する行為であり、三好町長を選んだ町民を無視することになる」という理由から、本会議で賛成意見を述べた。  
大きな議論の末、賛成9名で可決された。
賛成議員 (山田、土橋、柴山、高橋英、坂田、竹内、山口、百瀬、奥津)
反対議員 (柴崎、清水、浅輪、渡辺、鈴木、大坂、高橋正)

(2) 平成19年度予算の議論はいかに

予算案は特別委員会を設置し5日間審議し討論採決した後、委員会の審議結果を受けて3月16日議会最終日の本会議で質疑討論の結果、一般予算は賛成11名、反対4名、欠席1名で可決した。
平成19年度予算案で評価できる内容は、@国府小学校に学童保育施設設置、AJR駅北側道路舗装備B旧東海道松並木整備、C東海大病院前道路歩道整備、D大磯中学校体育館耐震整備、E月京幼稚園新施設整備などである。F収支見通しのない万台こゆるぎ森の道路他整備計画(5億円以上)の見直しなど。その他従来踏襲の事業が多く見られたが、予算の骨格は前三沢町長の方針に基づいている。三好色を出せるのは1−2割である点を踏まえて、いくつかの改善すべき点を要請して私は賛成した。

私の賛成理由は 「町の医療機能を担う東海大病院拡充のために月京幼稚園用地を売却することと、新たに月京幼稚園用地を確保し建設計画まで予算化したすばやい対応」は大いに評価できること。
これから前向きに取り組むべき課題として、「行革や経費削減などに対する職員の意識改革の徹底、住民要望を取り入れた松並木敷き整備、観光事業の改善へ町の指導強化、まちづくりの骨格である道路計画の具体化、NCR跡地の企業誘致など税収増の具体的対応策など」を要望した。
また特に「事業計画や事業推進について議会と関係住民と協議する姿勢の徹底」を強く求めた。

予算案に対する主な反対意見は 「行革の実績なし、庁舎清掃費など改善なし、旧吉田邸の借り上げ料不要、姉妹都市交流の役割は終わり費用計上は不要、低所得者への負担増への救済策がない」などである。このように問題点の指摘から即議案否決に結びつけるのは、住民代表としての議会の役割を放棄することにならないか。予算は町事業推進の財源である。個々に問題点があるからといって予算を否決すれば、町事業はストップすることになる。予算に問題があるなら議会内討論を積み重ね修正案などを提起できる議会活動が求められていると思います。
賛成議員 (山田、百瀬、奥津、土橋、清水、坂田、高橋英、柴山、大坂、山口、竹内)
反対議員 (柴崎、鈴木、浅輪、渡辺) 欠席議員(高橋正)

(3) 議会の改革なくして町政は前進しない
今回の3月議会での「副町長」「予算」の討論・採決の経過を見ると、議会のあり方が問われると強く感じた。町政の停滞は、町長と同様に議会にも重大な責任があると思う。夕張市破産を契機に自治体のあり方(長・議会)が全国的に問題になっている。執行権のある町長が予算・事業を計画し、議決権のある議会が承認してはじめて町行政が進む制度になっている。これまでの議会はこまかい注文をつけて全てを議決承認していた。最近は各議員がいろいろと問題点を指摘しているが個人的意見に終わっているために、場当たりの町行政はそのまま温存、住民の意思が反映されず町当局の一方的な判断に任されている。このような議会では住民代表としての役割は果たしきれていないと思います。

町政にとって重要な課題は、声の大きいあるいは一部住民の意見に左右されることを防ぐ必要がある。そのためにはいろいろな要望を受けた議員が個別に町と協議するのではなく、まず議会で自由討論を重ね町民全体の要求にまとめ、町長にその実現を迫ることが重要ではないかと思う。町長からの事業提案に対しても、議会で即採決するのでなく、議会での自由討論に踏まえて、住民の代表として議決権を行使できれば大磯町は大きく変わるのではないかと思う。議会の自由討論が公開で行われれば、住民代表としての議員資質も向上し町民参加も容易になると思います。

大磯町はいま、少子高齢化の中での緊急課題の財政再建・行政改革・職員の意識改革を進め、立ち遅れている都市基盤整備や福祉・教育などの充実が迫られている。優良企業誘致も税収増に不可欠である。これらの重要施策は、町長と議会が正面から政策論争を行い、政策決定する議会に変えていかねばと強く思います。町民の皆さんはいかにお考えですか。
ご意見をお待ちしています。

3 平成19年3月議会での一般質問と総括質疑

<一般質疑>

三好町政のスタートになる議会、19年度予算と町3役体制を決める重要な議会となった。
そこで私は、町の重要な課題に絞って三好町長の取り組む姿勢をただした。
(1) 東海道と周辺道路の日祭日の慢性的渋滞は、大磯町が道路計画をたてず放置してきた大きなツケ・結果ではないか。町長が近未来を見通した決断と実行ができなければ都市基盤整備が遅れ、将来大きなツケを町民がかぶることになるということを認識しているか。これからの町政をいかに進めていくかと問いました。
町長答弁
まちづくりには都市基盤整備が必要である。「交通体系の整備方針」に基づいて道路計画の策定を前向きに取り組んでいきたい。

(2) 少子高齢化、人口減少傾向(右肩下がりの時代)に対する町の基本的対応はいかに。
直面する少子化・予防介護・教育などの充実、優良企業誘致などの税収増対策、将来を見通した都市基盤整備などについて、優先順位をつけメリハリのある財源配分が必要ではないか。
町長答弁
こらからは事業に優先順位をつけて予算化しなければならない。特に税収増の対策が重要である。ジョンソンとNCRの税収があったときと比べると、年4億2千万円の減収である。優良企業誘致も努力したい。
(3) 山王町松並木(旧東海道)の整備は関係者の協議に基づいて進められているか。私は平成16年から松並木整備は高裁判決に基づいて整備すべきと主張してきた。やっと整備が開始されたが整備方針がないため、場当たり的な工事が進められている。関係者と協議できる体制を作るべきではないか。
町長答弁
早急に関係者と協議できる委員会を作って整備を進めていきたい。
(4) ボランティアなど町民活動を支える「サポートセンター」はいつできるか。
 生涯学習館とふれあい会館のコピーや自販機の設置を即座にすべきではないか。
町長答弁
これからの町政は町民と協働が必要である。そのためにも『サポートセンター』を早急に作りたい。会館等のコピーや自販機の設置はすぐ関係課に対応させたい。

<総括質疑>
三好町長の施政方針(予算編成の基本的な考え)について、今後の町政の関係する基本点について以下の3点を総括質疑しました。  <町長答弁は省略>

@ 『「とにかく大磯を元気にしたい」そのために、徹底した行革や職員の意識改革を図り、効率的な機能を持った行政の確立を』の公約をどのように進めていく方針か。
A 平成19年度予算では、『事務事業の見直し等により経常経費を削減し、投資的経費への財源の重点配分を行った』というが、町の近未来のための投資的重点課題は何か。
B 『議会と行政がそれぞれの責務を果たし、町民のための協働のまちづくりを進める必要がある』と公約しているが、どのように考え実現しようとしているのか。

4 滄浪閣の売却とその後の活用計画については、町とも協議したいと買い取った方の意向が伝わっている。今後の話し合いを見守りたい。物件の引渡しは4月20日ごろ。

旧吉田邸は2年後に県立公園になる予定。そのための整備や管理方針などを県・町と町民参加の下で検討中である。議会も特別委員会で町活性化につながる内容を同時平行して検討している。